これまでの研修の様子(令和5年度)

2月17日(土)潜在保育士等就職支援研修をおこないました!

わらべうた講師 中井英美先生を講師に迎え「わらべうたあそび」の研修を行いました。
わらべうたあそびの総論的な説明と、人形使ったり実際に体を動かしたりしながら実技を通して学びました。現役保育士さんの見本を見ながら、皆さん直ぐに覚えて動いていました。

体ほぐしと緊張を和らげるために、まずは幼児向けの3種のわらべうたからスタート。輪になり歌いながら先生のポーズを真似たり役交代の遊びを楽しんだりしました。

次に、わらべうたは“子どもが育っていく中で耳にする語り、歌、すべてがわらべうた”  “歌ってもらうことで安心、信頼感、愛情を感じる”  “わらべうたを通して子どもの育ちも確認できるひとつのツール”  “意味が分からなくてもリズムや音程が違ってもよいが、その職場でのやり方に合わせてすること” 等々、わらべうたの大切さや概論について学びました。

続いて乳児向けのわらべうたあそびを人形を使って学びました。

顔にそっと触れながらのわらべうたを人形を使ってしました    
子どもにしてあげる“くすぐりあそび”や“ひざのせあそび”もありました

後半は役交代の遊びを教えてもらい、みんなで動いて楽しみながら学ぶことができました。

“どんどんばし”では当たった2人組で橋を作り歌に合わせてくぐっていきます
歌の終わりで橋が落ちると役交代です
“たけのこめだした”ではじゃんけん列車のようにチャンピオンが決まるので盛り上がりました

わらべうたをあまり経験していなかったり、自分がしているのが合ってるのか悩んでいたり(先生からはあなたのであってるよ、と言ってもらえてました)といろいろな思いを持ちながら参加されていたようで、皆さんとても意欲的だったのが印象的でした。

1月20日(土)潜在保育士等就職支援研修をおこないました!

前半は「紙皿シアター」の実技研修、後半は「現役保育士さんとの交流会」(ワークショップ形式)の2部構成で行いました。

★「紙皿シアター」
まずは子どもたちが大好きな手遊び「大阪うまいもんのうた」などを楽しみ、その後紙皿シアター作りをしました。素材一式を用意していたので、見本を見ながら皆さんサクサクスムーズに作っていました。

作った後、交代で演じ合いました。歌に合わせて皆さん笑顔で演じていましたよ。


「いろいろな材料を使って子どもたちと楽しく触れ合うことができるので良かったです」
「紙皿1枚で“だれのおしりかな”の遊びができることを知れ、すぐに作れたので実践でしていきたいと思いました」
「保育のすきま時間にできる引き出し(ネタ)が増え勉強になりました」
などの感想をいただきました。

★「現役保育士さんとの交流会」
2グループに分かれて、現役保育士さんに入ってもらい、聞いてみたいこと、働くにあたっての悩みや困りごとなどにアドバイスをもらうなどしました。

和やかな雰囲気の中でも活発に皆さんお話をされ、話も弾んでいました。
「不安だったことが解消されて、来てよかったと思った」
「同じグループの方の質問を聞いて勉強になりました」
「(学生のため)就職や今後の実習に関する疑問や不安を聞いていただいてアドバイスいただいたため、不安が軽減しました」
との感想をいただきました。

参加できてよかった、と好評でしたので、ワークショップ形式の研修、今後も実施できればと思っています。

12月16日(土)潜在保育士等就職支援研修をおこないました!

前半は「絵本の読み聞かせ」の実技研修、後半は「現役保育士さんとの交流会」(ワークショップ形式)の2部構成で行いました。

★「絵本の読み聞かせ」
おはなしボランティアグループ「ジオジオの会」の方から絵本の読み聞かせの際のポイントについて学び、実際に読み聞かせ、手遊び、エプロンシアター、パネルシアターも実演していただきました。その後グループに分かれ交代で読み聞かせを体験してみました。

★「現役保育士さんとの交流会」
3グループに分かれて、現役保育士さんに入ってもらい、聞いてみたいこと、実際に保育の現場での悩みや困りごとなどにアドバイスをもらうなどしました。

交流会は初めての試みでしたが、現役の先生方からも素敵なアドバイスをいただくなどして「働くイメージを持つことができた」「仕事をするにあたってコミュニケーションの大切さを感じた」「保育補助として働いている悩みが吹っ飛んだ」「資格がなくても私にもできるかもしれないという自信が持てた」など、とても前向きな感想を多くいただきました。時間が足りないくらい、素敵な交流会となりました。

11月11日(土)潜在保育士等就職支援研修をおこないました!

関西国際大学 准教授 下里先生を迎え「子どもの発達とおもちゃ」をテーマとしてお話しいただきました。

子どもにとっておもちゃは食事と同じように大切で、子どもの発達を助け、コミュニケーションツールとしての役割もあります。そのため質の良い安全なおもちゃの提供が求められられます。
おもちゃで楽しく遊びながら何を育てるのか、育てたい内容を獲得していけるように、保育者は遊びの環境を整える必要がある、と学びました。

そして0歳児から5歳児までの発達の特徴を抑えながら、その時期に適したおもちゃや遊び方を、実際のおもちゃを紹介してもらいながら教えていただきました。

前半、講義で学んだあとは、4人ずつのグループになり、先生が持ってきてくださったおもちゃでたっぷり遊びました。色々なおもちゃに触れたり、遊び方を先生に教えてもらい4人でボードゲームの真剣勝負をしたり、積み木を組み合わせてビー玉の道をつくるおもちゃでは苦戦を強いられていました。

「おもちゃの適齢時期にこだわらず子どもの姿に合わせて提供しましょう」「片付けもしっかりしましょう。物を大切にすることは人を大切にすることにつながります」との言葉を最後にいただき、楽しくあっという間に時間が過ぎた研修でした。

9月9日(土)潜在保育士等就職支援研修をおこないました!

大阪教育大学教育学部教授 小崎恭弘先生を迎え「保育っていいな!」をテーマとしてお話しいただきました。

保育を取り巻く現状として、激しく変動している制度や環境について分かりやすく講義いただきました。中でも凄まじい少子化の流れの詳しい解説をしてくださいました。

それらの話の中に、保育は量より質の時代、保育はチームワークで行うもの、保育の中での子どもたちの学びが小学校の学習に繋がっていること、など大切なポイントが散りばめられていました。

後半は“電気・水道・ガス・保育“と保育が社会の大切なライフラインの一つであることや保育の楽しさについて触れていただき、チームプレーではあるがお互いの違いを認めていくことの大切さもしっかりとお話してくださいました。

多くの方にご参加いただき、先生にも楽しくお話ししていただけ、内容も盛りだくさんで、あっという間の2時間でした。

7月22日(土)潜在保育士等就職支援研修をおこないました!

神戸親和女子大学教授 猪田 裕子先生を迎え「乳幼児期の遊びの大切さ」をテーマとしてお話しいただきました。

子どもの生活や、子どもが関わる様々なことが全て遊びであり、遊びは子どもにとって“学びの芽である”ということを保育の具体的な取り組みを例にして、とても分かりやすく教えていただきました。

子どもの行動を決めつけや思い込みで見るのでなく、子どもの声に耳を傾け、心に寄り添い、そして大人も一緒に面白がる! それが大切なポイントであると改めて学びました。

研修の最後には猪田先生からの“面白がってみましょう!と”お題が出され、『どんぐりころころ:おやまへかえるだいさくせん』の絵本を参考に、3グループに分かれて♪どんぐりころころ♪の3番以降のストーリーを考え、作詞し、歌いながら表現する、というどんぐり劇場の発表会を楽しみました。

先生から大まかなストーリーのみ出され、
あとはグループのメンバーで考えます。
3グループに分かれて相談!
「それいいと思います」「こうしてはどう?」
と、時には笑い声も有りで楽しそうでした。
歌いながら動きも考え、各グループとも
即席なのにとても素敵な発表でした。
皆さん照れながらも楽しんでいましたよ。

今回も猪田先生の楽しいお話でパワーをたっぷりもらえました。