これからも益々活躍! 50代後半~60代の方の就職リポート

保育現場では幅広い年代の方が活躍されています。年齢制限はありません。
(雇用形態により制限がある場合もあります)

「尼崎市保育士・保育所支援センター」にも50代後半から60代の相談者が来られています。
コーディネーターがお一人お一人に寄り添いながら支援を進め、就職まで繋がり元気に保育現場で働いていらっしゃる方も増えてきました。

そんな方々をインタビュー形式でご紹介します。

【Aさん(60代女性)】

〇保育士資格あり

〇現在は小規模保育園にお勤めです。
=短時間パート:週3日 7:30~12:00と15:30~18:30=

Aさんに聞きました!

保育施設で働こうと思ったきっかけは?

子どもたちとかかわり、日々の成長を間近で見られる事にやりがいを感じるからです。
また、ブランクはありますが、過去の経験を活かせると思ったからです。

現在のお仕事の内容は?

午前…出勤後室内の換気や保育園前のごみ拾いなどの開園準備をする。
順次登園してくる子どもの受け入れ後、見守りながら一緒に遊んだり、トイレ誘導(おむつ交換)などをする。
朝の会・おやつ時のテーブル、いすの準備、片付けなど。
午後…部屋の掃除など。 お迎えの時間まで子どもを見守りながら一緒に遊ぶ。

保育施設で働いてよかったと思うことは何ですか?

子どものかわいい笑顔に癒されます。
子どもたちの成長を近くで感じられること。

Aさんが勤務する園の園長先生に聞きました!

Aさんのお仕事ぶりはいかがですか?

朝イチ開園準備と閉園片付けは大変、大変助かっております。(今まで、常勤が残業にならないように、私が主に雑務や環境整備をしてきました)
その部分をお願いすることができるので、他のパートさんにも環境整備などをしてもらえるようになったのは、良かったところです。
小規模保育園で園庭が無いので公園へ行っていますが、職員の数を増やしているので、一緒に行ってもらって助かっています。

これから挑戦されたい方や保育補助の方にメッセージをお願いします。

常勤保育士の負担を考えると、それをサポートしていただける保育士の方、是非働いてほしいと思います。
朝夕だけでも助かります。
子どもの発達について詳しい方は、支援のサポートもしてもらえると助かります。

【Bさん(60代男性)】

〇保育士資格なし 子育て支援員研修受講 小学校教諭免許あり

〇現在は法人保育園にお勤めです。
=短時間パート:週4日 7:00~13:00=

Bさんに聞きました!

保育施設で働こうと思ったきっかけは?

子どもと関わることが好きなことから、退職後は関係した仕事に就きたいとの思いで子育て支援員研修を受講していたこと。
尼崎市役所で当センターのリーフレットを見かけ、相談、支援を受けたこと。

現在のお仕事の内容は?

登園受入れ準備から午睡までの保育補助

保育施設で働いてよかったと思うことは何ですか?

「昨日できなかったことが今日はできる。今日できないことが明日にはできる。明日できなくともいつかはできる」
この日々成長していく様子を間近に見られること。

Bさんが勤務する園の園長先生に聞きました!

Bさんのお仕事ぶりはいかがですか?

現役世代と比べても大きく衰えない体力面と豊富な経験を活かし、とても丁寧で前向きなB先生。朝から元気に子どもたちを迎えてくれています。今日は何して遊ぼう、と戸外では子どもたちに負けないぐらい本気で走っています。
幼児クラスのフリーでいつも色んな遊びを考え、楽しく過ごされている姿から、子どもたちとシニア世代の関わりの中で良い相乗効果になっています。
B先生から色んなアイデアやアドバイスをいただき、私たちも日々勉強になっています。活躍されているB先生、いつもありがとうございます。

これから挑戦されたい方や保育補助の方にメッセージをお願いします。

保育園ってどんなところ?と興味のある方!
保育園で働いてみたい!子どもが大好き💛
やる気!元気!勇気のある方!
いつでも見学に来てくださ~い!

【Cさん(50代女性)】

〇保育士資格なし 看護師資格あり

〇現在は法人保育園にお勤めです。
=短時間パート:週5日 15:00~19:00=

Cさんに聞きました!

保育施設で働こうと思ったきっかけは?

今までは看護師としての仕事しか経験はありませんでした。56歳になった時、何か他の仕事にチャレンジしたいと考えました。
今は成人していますが私の2人の子どもも0歳から院内保育、3歳から1年入学まで保育園でお世話になりました。
保育園がなければ仕事もできなかったし、本当に保育士さんに助けられました。
今度は何らかで保育の仕事に携われたらと応募しました。

現在のお仕事の内容は?

保育補助→排泄の援助や年齢に応じた遊び(本を読んだり)を一緒にする。
延長保育の補助→延長保育の軽食のお手伝い、年齢に応じた遊び、掃除、戸締りなど。

保育施設で働いてよかったと思うことは何ですか?

・同年代の孫がいるため保育士の方のされている教育(例えばトイレトレーニングなど)や、子どもたちの興味深い遊びなどを参考にしたり、子どもの接し方や対応も学べます。
・子育て支援員の研修があることを知りました。また、保育士資格が無くても研修の機会がたくさんあります。
・何より子どもたちは「Cさん」と駆け寄ってきてくれます。毎日元気をもらっています。
・多忙な保育士さんの手助けができたとき、良かったと思います。

Cさんが勤務する園の園長先生に聞きました!

Cさんのお仕事ぶりはいかがですか?

とても意欲的に取り組んでいただいています。令和5年度は子育て支援員の認定を取得される計画を立てられていたり、保育についての知識を深めようととても努力されていると思います。
ゆくゆくは、看護師の資格を持っておられるので、“0歳児の担任にも…”と前向きな姿勢でいつもおられます。
現在の仕事は2歳児の保育補助と延長保育を担当していただいています。
子どもたちの名前を覚えるのが大変そうでしたが、いつも笑顔で子どもたちに接し、すっかり保育園の一員になっておられます。

これから挑戦されたい方や保育補助の方にメッセージをお願いします。

“子どもが大好き!”という方は、資格が無くても一歩踏み出してほしいです。
子どもと関わる楽しさや成長を感じることができ、保育補助からトライして、保育士資格を取得し、現在、正規職員として働いていただいている方もいます。(今年も資格取得に挑戦する人がいます)
大変と思うこともあるかもしれませんが、やりがいはあります‼